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【2023年】の鉄スクラップ相場推移を鉄屑買取専門業者が予測

2023年の鉄スクラップ業界を予測する上で、鉄鋼業界や自動車生産などの動きにも注目が必要です。

　世界の鉄鋼需要は半導体不足もありますが、全体的な資源の高騰により、限定的な動きをしていくと思われます。

　当然2023年は前半はどうしても相場観が弱く、夏に向けて下落していくのではないかと予想しています。逆に夏頃から例年通り「夏枯れ」という考えもありますが、タイミング的に少しづつ上昇するのではないでしょうか？

　重要となるのは住宅やマンションなどの建設業界が、人手不足の中どこまで進むのか、自動車業界は問題無く生産が進むのか、この二つがポイントになりますので、輸出価格は一定のレンジ相場になるかと思われますが、国内需要はまだまだ活発ではないでしょうか？

2023年の鉄スクラップ価格予測まとめ

2023年は相対相場による価格高騰が予測されます。発生が大きく減ることにより、国内の鉄スクラップは輸出勢に持っていかれている状況が続いています。

　解体工事などから発生する鉄スクラップの工期の遅れや人不足から発生難は悪化、工場などの発生についても、生産が大きく増える雰囲気がありません。スクラップの発生が減れば、問屋ベースですが価格は上がります。

　原油価格はある程度低調と思われるので、為替に関しても輸出の引き合いも減らないのでは？結果価格は少し下落・安定・少し上昇で2022年で谷あり小山ありで予測しています。

※一般的なギロチンB材、あくまで主観的な予測です。